2022年12月29日
葉隠訓練2022・冬を終えて
すっかり更新が途絶えてしまいましたが、葉隠訓練2022・冬を終えてのレポートをいたします。
今回も射撃に重点を置いた訓練であることには変わりありませんが
大半は過去にも何かしら受講している技術。なのにうまく行動できていません。

確かに、今回の参加者はこれを仕事として必要に駆られて
常に訓練している人達ではありませんがやはり半年も経つと忘れちゃっているってのは不甲斐ない。(スミマセン、ジジイも混じっているので
忘れるの早いんです…)いかに普段修練していないかを露呈してしまいました。
講師は「ただ繰り返しで集中が下がっては意味がない」と毎回何かしらの新しい試みを入れてきてくれます。
そして今回の新しい取り組みは車から脱出しての掃討という技術。車体をバリケイドとしてうまく使い敵をけん制、掃討するテクニック
過去にイチロー永田さんの記事だったりDVDだったりで公開されている技術ですが実際にやってみるといろいろ問題点も見えてきます。
如何にスムースに脱出するか、脱出したらいかに優位な射撃体勢をとれるか、なによりいつもと違う姿勢でもどれだけ正確に射撃ができるか
これらのバランスがすべて一致しないともたついて悪い結果に至ってしまいます。焦ることはない。一つ一つの動作を正確に無駄なくこなすことで
速さにつながる、それが強さとなる。
葉隠訓練のモットー「精・速・強」を体現できる訓練でした。
今回の参加者が車の下からの射撃になんら戸惑うことなくスムースな動きができたのは過去にモンスターバリケというタフなバリケード射撃を
訓練していたからに他ならないでしょう。いろんな姿勢で、いろんな角度で、なおかつ早く処理する。これを体験しているから姿勢確保も射撃も
できたといえるでしょう。


こういった設備を使った練習は空手や拳法の型とも言えます。型の中に攻撃・防御に必要な要素がたくさん含まれています。
しかし型をなぞっただけ、その型の意味を知らなければただの演武です。それにいきなり相対訓練をやっても技術を生かせる人はごくわずかです。
型の内容を理解して身に着けることで相手がいる場面でも応用できる技術になるということです。
モンスターバリケを使った練習も同じことが言えます。相手がいないからこそしっかりといろいろな事を確認できます。そうして相手がいる
場合での対応でも必要な時に「ああ、あの応用」と思い起こせる事で対応の幅が広がっていきます。
「相打ち上等、ジャンジャンバラまいて掃討すればよい」サバゲーでは確かに有効ですが、結局火力差の勝負か運になってしまいます。
もし本戦なら…自分や仲間を傷つけ損耗するだけになってしまいます。
そしてそういうゲームはちょっとつまらないな…結局カネのあるやつが勝つのか。そのためリアカンにしたり弾数制限したり、優劣差を
つけたりするわけですが。
基本の練習で実力を付けておけばサバゲーレベルの火力差はさほど問題にならない。そして敵の隙をついてうまく攻略できたときの
楽しみは何倍にも膨れます。
葉隠では必ずタイマーを使います。他人と競争するためではありません。
現在自分の実力ではどのくらい時間がかかるのかを測る目安です。技術を教わり自ら攻略を考え、そしてその結果時間短縮がどのくらい
できたのかを確認するためにあります。タイムという客観的なごまかし様のない現実を直視するためです。
考えた技術・教わった技術の効果のあるなしを判断する指針になります。
しかしそれは自分の劣る部分を思い知らされる結果になるので嫌がる人も多いんです。いやなものは見たくない。自分の中で一番ならいい。
それでいいんでしょうか?それでは強い相手には勝てない。弱い相手には勝ててもいずれ抜かれるかもしれない。弱い相手とばかりやる。
それはイジメじゃないのか?
独りよがりじゃない、確固たる実力を身に着けたくないでしょうか?
なので皆さんもタイマーを使った練習をするべきです。
タイマーはお高い…ごもっともです。しかしチームで一つ、仲間で1つ、と皆でシェアする方法もあります。最近なら自作という手も?
今回の参加者はほぼ常連なので上記のような練習は身に染みています。でもそんなに難しいことじゃないんです。
何度も参加しているうちに少しずつ意識が変わってきているのも感じられます。さあ、次の講習に向けて練度を下げないよう努力しましょう。
今回の更新をもって、しばらくお休みとなります。本家ホワイトロックスが再開されればそちらに移管することになるでしょうし。
しかし…もしかすると来春またここで更新しないとダメかなぁ?
そんなこともあるかもしれません。一応こちらも気にかけておいてください。
それでは~。
今回も射撃に重点を置いた訓練であることには変わりありませんが
大半は過去にも何かしら受講している技術。なのにうまく行動できていません。

確かに、今回の参加者はこれを仕事として必要に駆られて
常に訓練している人達ではありませんがやはり半年も経つと忘れちゃっているってのは不甲斐ない。(スミマセン、ジジイも混じっているので
忘れるの早いんです…)いかに普段修練していないかを露呈してしまいました。
講師は「ただ繰り返しで集中が下がっては意味がない」と毎回何かしらの新しい試みを入れてきてくれます。
そして今回の新しい取り組みは車から脱出しての掃討という技術。車体をバリケイドとしてうまく使い敵をけん制、掃討するテクニック
過去にイチロー永田さんの記事だったりDVDだったりで公開されている技術ですが実際にやってみるといろいろ問題点も見えてきます。
如何にスムースに脱出するか、脱出したらいかに優位な射撃体勢をとれるか、なによりいつもと違う姿勢でもどれだけ正確に射撃ができるか
これらのバランスがすべて一致しないともたついて悪い結果に至ってしまいます。焦ることはない。一つ一つの動作を正確に無駄なくこなすことで
速さにつながる、それが強さとなる。
葉隠訓練のモットー「精・速・強」を体現できる訓練でした。
今回の参加者が車の下からの射撃になんら戸惑うことなくスムースな動きができたのは過去にモンスターバリケというタフなバリケード射撃を
訓練していたからに他ならないでしょう。いろんな姿勢で、いろんな角度で、なおかつ早く処理する。これを体験しているから姿勢確保も射撃も
できたといえるでしょう。


こういった設備を使った練習は空手や拳法の型とも言えます。型の中に攻撃・防御に必要な要素がたくさん含まれています。
しかし型をなぞっただけ、その型の意味を知らなければただの演武です。それにいきなり相対訓練をやっても技術を生かせる人はごくわずかです。
型の内容を理解して身に着けることで相手がいる場面でも応用できる技術になるということです。
モンスターバリケを使った練習も同じことが言えます。相手がいないからこそしっかりといろいろな事を確認できます。そうして相手がいる
場合での対応でも必要な時に「ああ、あの応用」と思い起こせる事で対応の幅が広がっていきます。
「相打ち上等、ジャンジャンバラまいて掃討すればよい」サバゲーでは確かに有効ですが、結局火力差の勝負か運になってしまいます。
もし本戦なら…自分や仲間を傷つけ損耗するだけになってしまいます。
そしてそういうゲームはちょっとつまらないな…結局カネのあるやつが勝つのか。そのためリアカンにしたり弾数制限したり、優劣差を
つけたりするわけですが。
基本の練習で実力を付けておけばサバゲーレベルの火力差はさほど問題にならない。そして敵の隙をついてうまく攻略できたときの
楽しみは何倍にも膨れます。
葉隠では必ずタイマーを使います。他人と競争するためではありません。
現在自分の実力ではどのくらい時間がかかるのかを測る目安です。技術を教わり自ら攻略を考え、そしてその結果時間短縮がどのくらい
できたのかを確認するためにあります。タイムという客観的なごまかし様のない現実を直視するためです。
考えた技術・教わった技術の効果のあるなしを判断する指針になります。
しかしそれは自分の劣る部分を思い知らされる結果になるので嫌がる人も多いんです。いやなものは見たくない。自分の中で一番ならいい。
それでいいんでしょうか?それでは強い相手には勝てない。弱い相手には勝ててもいずれ抜かれるかもしれない。弱い相手とばかりやる。
それはイジメじゃないのか?
独りよがりじゃない、確固たる実力を身に着けたくないでしょうか?
なので皆さんもタイマーを使った練習をするべきです。
タイマーはお高い…ごもっともです。しかしチームで一つ、仲間で1つ、と皆でシェアする方法もあります。最近なら自作という手も?
今回の参加者はほぼ常連なので上記のような練習は身に染みています。でもそんなに難しいことじゃないんです。
何度も参加しているうちに少しずつ意識が変わってきているのも感じられます。さあ、次の講習に向けて練度を下げないよう努力しましょう。
今回の更新をもって、しばらくお休みとなります。本家ホワイトロックスが再開されればそちらに移管することになるでしょうし。
しかし…もしかすると来春またここで更新しないとダメかなぁ?
そんなこともあるかもしれません。一応こちらも気にかけておいてください。
それでは~。
Posted by センセ at 17:33│Comments(0)